戦略を簡単・素早く立案できるフレームワーク「SWOT分析」で強みと弱みを知る

仕事術

SWOT分析は強み/弱みの分析に役立つフレームワークです。
行動を始める前に状況を分析し、戦略・戦術を立案したり、あるいは、自己分析ツールのような使い方も可能です。

SWOT分析のイメージ

要素を「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つに分ける形で分析し、戦略・戦術を立てるためのフレームワークです。

コツ

・4分類(強み、弱み、機会、脅威)をおこなう際、マトリックスのすべての項目を満遍なく埋められるように留意する。

・主観的な好みだけで情報を選択せずに、可能な限り客観的視点で判断するよう留意する。

・客観性を確保するために、第三者に意見を求めたり、チームで議論や分析をすることを考える。

SWOT分析の使いかた

・対象(自社や自分など)の特徴を内的要因(「強み」「弱み」)に列挙

・周辺を取り巻く外部環境要素を外的要因(「機会」「脅威」)に列挙

・対象の「強み」をどのように活用して、「機会」に生かすかなど、検討し戦略・戦術を立案

分析ツールとしての活用例

 まずは対象の特徴面を強み/弱みに分け、その後に取り巻く環境のプラス面とマイナス面を機会/脅威に分けたうえで分析する。

活用するうえでのポイント

 4現象マトリックスの分類によって戦略・戦術が変わってきます。
 客観的に分析するためには以下の3点がポイントとなります。

要素・要因は多く書き出す

各要素・要因は可能な限り詳細に、数多く書き出すのが良いです。
一般的に「弱み」が多く書き出されることが多いため、その他(強み、機会、脅威)も多く取り入れ、できるだけ均等になるように書き出すのが大切です。

分析時に接続詞を使わない

分析時、とくにチームで話し合いながら整理していると、「しかし」「だが」といった接続詞が含まれた発言が多くなりがちです。
(「xxxは強みだけど、これは弱みとも言えるし…」のような発言。)
4つの分類について別個のものとして考えることが、的確な分析を進めるうえでは重要になります。

冷静に、客観的に

極端なプラス思考/マイナス思考などの感情は抑え、客観的に考えることを心掛けてください。
分析する方の性格に左右され、偏った分析結果となる場合があります。

まとめ

SWOT分析は強み/弱みの分析に役立つフレームワークです。
要素を「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つに分ける形で行動を始める前に状況を分析し、戦略・戦術を立案したり、あるいは、自己分析ツールのような使い方も可能です。
活用時にはコツや注意点があるため、それらをしっかり抑えてうまく利用していきましょう。

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